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エイズワクチン臨床試験で感染者3割減少
2009/10/23(金) / HIV/AIDS
タイで約1万6千人が参加したエイズワクチンの臨床試験で、感染者が3割減るという予防効果が実証された。しかし、効果は1年で弱まり、感染後は血液中のHIVは減らなかった。この臨床試験は今後の有効なワクチン開発の基礎となるという。ワクチンはフランスのサノフィパスツール社が開発した「アルバックHIV」を主体とし、アメリカのバックスジェン社が開発した「エイズバックB/E」を追加するもの。
臨床試験は2003〜2005年に行われ、18〜30歳の男女ボランティア計16395人が参加。性別、年齢、結婚・未婚、性行動などのバランスを取れるように半々に分けた上で、一方には半年間で主ワクチンを4回、追加ワクチンを2回の計6回投与したところ、感染者は51人に留まった。他のワクチンを投与した組と比べると感染率が31.2%低かったという。